遠くまで歩く

平田五郎/フィールドワーク記録集 「遠くまで歩く」

 フィールドワークという言葉は、動物行動学で観察対象の動物たちがありのままの姿で暮らしている環境のことをフィールドと呼ぶことから使用した。初期の研究者たちは檻や箱に入れた動物たちを観察するのではなく、フィールドに出ることを重要視し、対象の動物から身を隠して、しばしば彼らの方が小さなケージに入った。
フィールドという言葉には、単に野外という事だけではなくて、美術や美術館という制度から離れるという意味が含まれている。


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